縁結び神社研究会

鵜戸神宮

ご利益:安産祈願、子育て、縁結び

交通:JR「宮崎駅」から宮交バス日南・飫肥行き90分、「鵜戸神宮入口」下車、徒歩20分



【特徴・見どころ】
 祭神は鵜葺草葺不合命(うがやふきあへずのみこと)です。この神様は彦火火出見尊(ひこほほでのみこと=山幸彦)と、綿津見の神(わたつみのかみ=海の神)の娘、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)から生まれた神です。鵜の羽で葺いた産屋の屋根が、葺き終わらないうちに豊玉姫が産気づいて生まれてしまったために、この名前が付きました。またこの出産の際に豊玉姫はワニ(鮫または龍)に姿を変えて子を産みましたが、「姿を見ないでほしい」と頼んでいた山幸彦に見られてしまい、子をおいて海へと帰っていきます。そのときに両の乳房を洞窟に残し、そこから滴る乳を飲ませて子を育てたため、今も残る『お乳岩』は、安産や子の成長を願う信仰の拠り所となっています。なおこの少し不幸な生い立ちの鵜葺草葺不合命ですが、この後に豊玉姫の妹の玉依姫命(たまよりひめのみこと)と結ばれ、神日本盤余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)が生まれます。この子が後に初代天皇となる神武天皇です。

 社殿前海上には霊石の『亀石』があり、中央に開いている穴に運玉(5個セットで販売されている)を投げ入れると願いが叶うといわれています。男性は左手で、女性は右手で投げるのが作法です。PC版ですがホームページにはバーチャル運玉占いがあり、疑似体験が出来ますので、マウスを決められた方の手で持って、試してみましょう。

 また宮崎には「シャンシャン馬」という風習があり、江戸時代の中期から明治中頃まで行われていました。結婚した夫婦が花嫁を馬に乗せ、花婿が手綱をとって鵜戸神宮へ宮詣りをする風習で、今は宮崎神宮の大祭などで再現行事が行われています。


九州の縁結び
九州の安産祈願

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