縁結び神社研究会

濡髪大明神(知恩院)

ご利益:縁結び

交通:JR「京都駅」から市バス「知恩院前」下車、徒歩6分



【特徴・見どころ】
 知恩院本堂を建てるために住処を追われた狐が、仕返しをしようとお寺の様子を伺っていたとき、住職の説法に聞き入ってしまって逆にお堂を守るようになったとの言い伝えが残っています。この狐は童子に姿を変えて雨の中説法を聞いていましたが、びしょ濡れになっていたところで住職の霊厳上人に声をかけられました。そこで自ら狐であることを明かし、上人の話に胸を打たれたのでお堂を守りたいと申し出ます。そこで上人が狐のために建てた祠が濡髪大明神です。また知恩院本堂の軒下にあり七不思議にも数えられる『忘れ傘』は、上人が狐に貸した傘だとも言われています(ただしこちらは名工左甚五郎が置いたとする話の方が有名ですが)。

 そしてこの濡髪大明神ですが、濡れるという言葉が男女の情事と結びつき、いつの間にか「縁結び祈願」の祠として広まったそうです。祇園の舞妓さんも訪れるなど、隠れた縁結びスポットとして穴場的な人気があります。


近畿の縁結び

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