縁結び神社研究会

縁結びコラム



第5回 絵馬の効能

 絵馬というものがあります。もともとは神様の乗り物として奉納されていた馬が、像となり絵となり、そして描かれる絵も馬だけではなくなって今の形になりました。

 これらは神社やお寺に祈願をするとき、または祈願した願いが叶ったときに奉納されているものですが、現代では特にお願い事を書いて境内の絵馬掛けにつるす形が一般的です。

 前回、願いを言葉にすると叶いやすくなるということはお伝えしましたが、これはその発展系とも言えるものです。願いを文字にする。文字として書くことで、願いはさらに明確な形になります。

 書くという行為はそれ自体が、願いを脳に刻み付ける作業です。実際に書くことは脳を活性化させる効果を持ちますし、テスト勉強などでも書くことで覚えることができたという方は多いでしょう。

 そして思考する、あるいは声に出したとしても、言葉はすぐに消えてしまうものですが、文字にすることは言葉を形に残すことでもあります。

 それは願いに責任を持つということであり、あなたの願いに対する覚悟につながります。

 「書初め」というものは、今は無くなってきた風習かもしれませんが、一年の初めに決意を文字に書く。これは目標に到達するためにとても有効な手段です。私自身、書初めこそしていませんが、一年の初めにはその年の目標を紙に書くようにしています(そのおかげで、今まで本を3冊出すことができました)。

 それだけ願いを文字に書くということは大事なことであり、絵馬は強力な願い事達成装置とも言えるものなのです。

 神社やお寺によって様々な絵馬があり、それを見比べてみるのも楽しいものです。ぜひあなたも一度、あなたの願いを絵馬に記してみませんか?


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